Jul 14, 2010

真剣勝負開幕

ポスト @ 23:01:33 | 野球(その他)

7月10日 12:10〜  atオロナミンC球場

【全国高等学校野球選手権大会・徳島県大会1回戦(開幕戦)】


小松島高校 6 − 1 海部高校

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

混雑するであろう開会式を避けて試合開始10分前に入場。

一応ある程度人ははけていたが、それでも開会式を終えたばかり

の数校の野球部員がバックネット裏に陣取り、試合開始を待っていた。

また、32校中31校が公立高校というかなり特異な形態のこの県において、

昨年度末、実に3分の1の高校で野球部監督の人事異動があった。

そういうこともあってか、各校の監督があいさつがてら、

こちらも部員同様に試合開始を待っていた。

多数のライバル(ベスト4、あるいは決勝まであたらない高校がなぜか多かったが…)の目が光る中、

プレーボールがかけられた。


県大会直近10試合で負けがない小松島高校に対する海部高校のエースはなんと1年生。

同姓のセンターを守る選手の弟さんだと後で知った。

少し制球を乱す場面もあるが、県内屈指の強力打線相手に懸命に立ち向かっている。

毎回のようにランナーは出すものの、ここ1番では力のありそうなストレートを

思い切りよく投げてポップフライに打ち取っていた。

2回、そして4回に失点したものの最少失点に抑える。

時折、低く鋭く入るストレートには、私の背後からも思わず「おお、ナイスボール!」

と声が漏れる。(振り返ると、この春選抜出場した川島高校の選手だった。)


小松島高校はやはり試合を優位に進めてきた。

しかし、それは左腕エースの好投があってこそ。

右打者への厳しいストレートや鋭い変化球で海部高校打線を寄せ付けない。

こちらもまたフライがたくさん上がった。

急に制球を乱すこともあり、さらにフォアボールで出したランナーを

海部高校にしっかり進められてしまうが、なんとか後続を断って、

前半はほとんどヒットを許さなかった。


こう振り返ると、フライがわりに上がった試合であった。

それがまた得点圏にランナーがいる絶好のチャンスでのことだったのが少し残念か。

ただし、両チーム合わせて3度か4度かバントのサインが出たが、

いずれもきっちり転がして進塁させることには成功していた。


今なお少し口惜しいのは、もう少し海部高校の1年生エースを見ていたかったことだ。

11安打を打たれながらも失点が2。フォアボールはほとんどない。

粘り強さにライナーが正面を突く運の良さも手伝って、

この日の好投を生み出していた。

終盤守備につく時に交代。リリーフがダメ押し点を奪われ、

結果としてはなんとも残念だった。

しかし、そのリリーフも1年生だということで、

来季は先発の選手と2枚看板できっと素晴らしいチームができることだろう。


勝った小松島高校は当然目指すは甲子園。

とはいえ、16安打を放ちながらなかなか得点に結びつかず、

拙攻という評価も出ているようだ。

しかし、初戦なのだ。きっと彼らにも力みがあったのだろう。

5回勝てば甲子園という徳島大会では、甲子園への道はそう遠くないようにも感じる。

が、ライバルの力も拮抗している。あと4勝とはいえ、

1試合1試合全く気の抜けない状況である。


これから一日ごとに笑顔と涙がスタジアムにあふれかえる。

「甲子園に行きたい」「とにかく1勝したい」「仲間と全力でプレーしたい」

何十人も部員を抱える高校から、人数不足で休部寸前だった高校まで様々であるため、

県大会のそれぞれの価値観は実に様々である。

しかしながら、スタンドからの観客がどういう印象を持とうが、

彼らが己の目標を胸に全力プレーを続けることは疑いない。

Trackback

No Trackbacks

Track from Your Website

http://www.giga-music-works.com/blog/spocol/trackback/tb.php?id=129
(言及リンクのないトラックバックは無視されます)