May 04, 2010

拡声器のこと。

ポスト @ 22:22:14 | その他

気のせいか拡声器(ハンドマイク)を最近よく見かける。


前回の記事で三田城山の球場へ行った時のこと。

スタンドと呼べる場所はかなり狭く、縦に10段くらい。

横はダグアウトの真上かそれ以下の短さ。

たくさん入ってもせいぜい1000人には届かなそうなくらいコンパクトである。

にもかかわらず、試合の初回、神戸9クルーズの応援団とおぼしき

数名の集団の中で、いきなりハンドマイクを持ちだしてあれやこれやと

前口上を始めたのである。

しかもお客さんは目算で、多く見積もって80人くらい(公式発表では200とちょい)。

場所もコンパクトならそこにいる人間もまたコンパクトなこのケースで、

声を張り上げて応援しようかという人間がハンドマイクを使うことに驚いた。

ちなみにそれ以降はまったく使っていなかったが、それなら最初から使わなければよかろう。


記事にするかどうかは分からないが、4月29日にはJ2ヴォルティスの試合を見に行った。

ちょっと諸事情があってアウェー・ファジアーノ岡山よりのメインスタンドに座っていた。

岡山から大挙して押し寄せたサポーター集団は本当に壮大だった。

大きなフラッグが10本以上も揺れている。

それはいいんだが、ここでもハンドマイクだ。

声が通らないから、ということでとりあえず使用は認められているそうなのだが、

メインスタンドにスピーカーを向けて声を張り上げられると、かなり耳障りだ。


ただし、この場合はおそらく、こちら向きになったのは偶然なのだろうと思うが…。


さらに、少し前、これは直接見ていないのだが、全国ニュースにまでなった。

ヴォルティスのサポーターがハンドマイクで試合後に

選手に対して罵声を浴びせたとのこと。

それに対して会社(クラブ)は当該の方に対して2試合入場禁止処分を下した。

ここでもまたハンドマイクだ。



千葉マリンスタジアムで、アンプにつないだスタンドマイクで応援統率をしていた

(今はしてないと思う)人を見たあたりからすごく疑問だったのだが、

そこまでして統率したいというのだろうか。

声援を選手に送るのが目的なのか、応援を整えるのが目的なのか、

その辺の価値観は人それぞれながらも、ただでさえドラムまで持たせておいて、

さらによく響くハンドマイクまで持たせる意味が果たしてあるのか。

(これが野球だとさらにホイッスルが認められていて、何本もビービー鳴ったらいよいようるさい。)

どうしても統率したければ、まず地声を基本とすべきだと思うし、

それでもハンドマイクを…というのであれば、使用は最小限にとどめるべきだろうし、

状況を考えて(最初の例の狭い&人もいないような状況)使用するべきだろう。


そのマリーンズでは昨年、応援の統率目的で使うはずの鳴り物で、

自然発生した応援のジャマをするという暴挙があった。

今年に入って、今度はヴォルティスで、同じ統率目的であるはずのハンドマイクを用いて

選手に罵声を浴びせる、ということが起こってしまっている。

鳴り物なり、ハンドマイクなり、そういった「統率の道具」の使用を許可するということは、

いわばその応援集団を信用するということでもある。

その信用のカタマリたる道具で選手を罵倒したり、他の観客のジャマをしたり、

耳障りになったりするようなことはあってはならない。

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